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2015/10/23 

話し上手なドライバーは指名がとれるって本当?タクシー業界に伝わる11のトーク鉄板ネタ

タクシーを利用するお客さんは、タクシードライバーとおしゃべりを楽しみたい人と、静かに乗車したい人で二極化するようです。

 

それでも、タクシーという密室空間で、他人同士が時間を共有する緊張感をほぐすには「面白い話」が一番です。トークの冴えるタクシードライバーは、その話術に魅了されたお客さんに指名されることもあるそうです。

 

しかし、実走の時はまだしも、流している時にはタクシーの中には話す相手もいなく、ひとりきり。突然お客さんが乗ってきた時に、どんな話題から切り出せばいいのかわからない口下手なタクシードライバーもいることでしょう。

 

「話し上手」はタクシードライバーの必須スキルではありませんが、話し上手が売り上げに影響するのは確かですし、おしゃべりをしたいお客さんを乗せた時には目一杯楽しませたいですよね。

 

そこで、口下手なタクシードライバーのために、超基礎的な11のトーク鉄板ネタをご紹介いたします。

 

「きどにたてかけし衣食住」って知ってる?

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「きどにたてかけし衣食住」知らない人が聞いたら何の呪文だろう?と感じるでしょう。これは初対面の人と話す時に話題にすると良いとされている話題の頭文字です。

 

き→気象についての話・ギャンブルについての話

ど→道楽についての話

に→ニュースについての話

た→旅についての話

て→テレビについての話・天気についての話

か→家族についての話・家庭についての話

け→健康についての話

し→仕事についての話・所持品についての話

衣→ファッションについての話

食→食べ物についての話

住→住まいについての話

 

これら11の要素が初対面の人との会話で、話しやすく当たり障りがないとされている基礎的かつ「鉄板」な話題です。確かに、気象の話であれば猛暑や寒波など、誰もが共通して体感していることについて話せばいいわけですし、健康の話も、誰もがひとつくらいは悩みを抱えているでしょう。

 

会話を始めるにはまず共通点から入るのが基礎ですが、このままではあまり膨らまず、会話が終わってしまう可能性もあります。これらの話題も膨らませなければ意味がないのです。

 

それでは会話とはどう膨らませるのでしょうか?話題の他のコツも押さえておきましょう。

 

初対面を相手にしていると思わないこと

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日本を代表するタレント、タモリさんが人見知りをしているところを見たことがあるでしょうか。かつて「笑っていいとも!」で長い期間、ほぼ毎日、初対面のゲストを相手にトークをしていたにも関わらず、私たちは「人見知りをするタモリさん」を見たことがないのです。

 

タモリさんは初対面の人と上手に話すコツについてこう語ったことがあります。「相手を初対面だと思わないこと。仲が良く、昔からよく知っている人だと思い込むことです。」

 

自分が身構えてしまうと、相手も身構えてしまい、リラックスした空気を作ることはできません。タモリさんが言うように、お客さんのことも初対面だと思わないことが大事なのでしょう。

 

あくまでもお客さんであることと、礼節をわきまえることを忘れずにタモリさんのやり方に習えば、話やすく、アットホームなトークができるかもしれません。

 

タクシー内のトークは二極化する?

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冒頭でタクシーに乗るお客さんは「おしゃべりを楽しみたい人」「静かに乗車したい人」に分かれるといいました。しかし、「おしゃべりを楽しみたい人」の中でもお客さんは二種に分かれるのです。

 

それは「積極的におしゃべりをしたい人」「沈黙は気まずいから、タクシードライバーに話をしていてほしい人」の二種です。

 

後者の「タクシードライバーに話をしていてほしい人」の場合は、積極的に話がしたいわけではないけれど、沈黙は避けたいと考えているお客さんなので、できるだけ、お客さんが相槌を打つだけで成立するような会話を目指しましょう。

 

お客さんが求めているのは、トークショーに来たかのような「おもしろいハナシ」です。いくつかネタを用意しておくといいかもしれませんね。あまり喋りすぎて、お客さんに鬱陶しいと思われては元も子もないですが、お客さんに「面白いタクシードライバー」だと思ってもらえれば、今後指名をしてもらえるかもしれません。

 

前者のおしゃべりを楽しみたいお客さんは、タクシードライバーであるあなたに話を聞いてもらいたがっています。タクシードライバーとお客さんは基本的には一期一会。遠い関係だからこそ、話せる話や愚痴もあるのでしょう。あなたがすべきことは聞き上手になることです。

お客さんの話に適度に相槌を打ち、気持ちよく話をさせてあげれば、お客さんは居心地よく目的地まで向かうことができます。

 

タクシードライバーは接客業

良いタクシードライバーであるためには高い運転技術や、目的地まで早く到着できる道を見つける勘など、様々な要素が要求されますが、お客さんに気持ち良く乗車してもらえる接客力も大変重要です。

 

お客さんのニーズに合わせて車内の空気を作ることはタクシードライバーの重要な仕事のひとつ。タクシーの中でのおしゃべりを求めているお客さんを乗せた時のために、普段から会話のためのネタやニュースを仕入れておきましょう!

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