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2015/10/30 

超初心者必見!タクシードライバーは基本の「流し」を極めるべし。おさえるべき5つのコツ

タクシーの多くは基本給+歩合制。つまり、お客さんを乗せて走ったら、走った分だけお給料が上がるのです。

 

1年、1月、1ヶ月でどれだけ稼げるか?に直接影響をもたらすのが、タクシーの営業方法のひとつである「流し」。タクシードライバーの中で高い売り上げを誇る人たちに、「流し」の下手な人はいないはずです。

 

タクシードライバーを目指す方とタクシードライバー超初心者がおさえておくべき、流しのテクニックを5つ紹介します。

 

タクシーの営業形態

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タクシーの営業形態は主に、「流し」「付け待ち」「無線配車」の3つに分かれます。

 

「流し」

街中を走りながら、タクシーに乗りたがっているお客さんを探すことを「流し」と呼びます。多くの人は、タクシーの営業と聞けば、この形態を想像するでしょう。1日のお客さんの人数がある程度決まってくる、付け待ちと無線配車に比べて、流しはやり方次第で多くのお客さんを拾うことができるので、タクシーの売り上げは流しが左右するといっても過言ではありません。

 

「付け待ち」

駅前やホテル、病院前などに設けられたタクシー乗り場でお客さんを待つことを「付け待ち」といいます。タクシー乗り場ではない路上で付け待ちをする、業界用語で「辻待ち」と呼ばれるタクシーを見ることがあるかもしれませんが、辻待ちは駐停車違反で警察に取り締まられることがあります。

 

「無線配車」

街中や駅前でタクシーを拾わずに、タクシー会社に電話をかけて「迎車」という形で利用するお客さんもいます。そんな時にタクシードライバーをお客さんの元へ向かわせるのが「無線配車」という仕組みです。最近ではスマートフォンのタクシーを呼ぶためのアプリも増え、配車での売り上げも業界全体で増えているようです。

 

流しで売り上げをあげるには?

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コツ1.どんな時間帯に需要があるか

 

どんな時間にどんな場所でタクシーの需要があるかを見極めて走ることは、流しの基本となるコツです。たとえば、朝のバスの時間を覚えておいて、バス停の近くで乗り遅れた人に狙いを定めたり、夜中なら、水商売のお客さんが帰宅する時間を狙って繁華街を流したりなど、時間帯による人の動きを予測して流しの動線を作りましょう。

 

コツ2.人の集まるイベントをチェックする

コツ1のように、毎日一定のリズムで生活するお客さんに狙いを定めるのではなく、人気のイベントなどの開催情報を把握して、あらかじめ周辺で流しても、大きな売り上げが見込めます。あえて付け待ちではなく、道中で道に迷っているお客さん、帰り道に電車の混雑に辟易してタクシーを探しているお客さんなどを探してみましょう。

 

コツ3.前方との車間距離をとってサインを見せる

 

タクシーがお客さんを乗せて走っている「実走」か、お客さんを探して走っている「空車」かをお客さんに分かってもらうには、フロントにある「スーパーサイン」を見てもらうよりほかありません。

 

前方との車間距離が詰まっていると、歩道側からこのスーパーサインは見えづらくなってしまい、お客さんはタクシーが実走なのか空車なのか見分けるのに苦労してしまいます。特にタクシーの前方を走っているのがトラックやバスなど、大きな車だと、歩道側のお客さんからはタクシーが真横にくるまでタクシー自体が見えないということもよくあることです。

 

また、タクシー側からも歩道で手を挙げているお客さんを見つけづらくなり、せっかくのお客さんを逃してしまうかもしれません。タクシーに乗りたいお客さん、お客さんを乗せたいタクシー同士が結びつかないことは売り上げだけではなく、お互いの時間においてもとてももったいないことです。

 

流しをする時には、しっかり前方と車間距離を取りましょう。

 

 

コツ4.交差点の先頭に

 

交差点で止まるときには出来るだけ、先頭で止まるようにしましょう。先頭で止まることで、コツ3で紹介したように、お客さんに見つけてもらうために目立つことができますし、停車していることにより、お客さんも乗車しやすくなります。

 

流しをしていて悔しいのは、手を挙げているお客さんが前方のタクシーに先に拾われてしまうことでしょう。しかし、交差点で先頭に止まれば、発進した時にも先頭を走れるため、その心配もなくなるのです。

 

また、流しの時には交差点の右折はしない方が良いとされています。右折をする時に、対向車線の直進車を待っているうちに、他のタクシーにお客さんを拾われてしまう可能性があるからです。

 

コツ5.視野を広く・できるだけ速度を落として

 

本気でタクシーを探しているお客さんは、対向車線のタクシーでも止めたがります。多少遠回りになり余分に料金がかかっても、急いでいるのでしょう。

 

なかなか対向車線で手を挙げているお客さんに気付くのは難しいかもしれませんが、そのようなお客さんも見つけられるように、流しの時には視野を広く保つことが重要です。

 

また、速度も迷惑にならない程度に落として、お客さんがタクシーを止めやすく、タクシードライバーもお客さんを見落とさずに拾えるようにしましょう。基礎的なことですが、最も大事なことともいえます。

 

流しを極めよう

 

売れているタクシードライバーは、皆独自に流しのコツを掴んでいるはず。流しには経験によって磨き上げた感覚、知識の蓄積がなによりも大切なのです。

 

紹介した5つの超基礎的なコツをおさえて、あなたも日々の流しで自分独自の流しのテクニックを身につけていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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